IPO配分枚数の結果についての留意点

IPO上場から3ヶ月後に、顧客にIPO配分を行った各証券会社の配分数量の結果が日本証券業協会より公表されます。

その公表結果の注目すべき点をお伝えさせて頂きます。

IPO配分枚数・当選確率表の留意点
・「実配分枚数」が判明するのは上場して3ヶ月後になります。

・「完全抽選予想枚数」はBB期間に若干減る場合が有ります。

・BBが積み上がらない場合、配分枚数が減る事が多いです。

・いちよし・丸三証券は配分枚数5枚未満は抽選対象外です。

・岡三証券も配分枚数5枚未満は「ステージ抽選のみ」が多い。

10月IPO上場の配分枚数の結果が出ました

2019.1.15
10月上場銘柄
VALUENEX
リーガル不動産
ディ・アイ・システム
ギフト
プリントネット
イーソル
Delta-Fly
CRGホールディングス
ブリッジインターナショナル
以上、8銘柄でした。

10月上場IPOの公表結果から判明した注目点
10月は特筆すべき内容はありませんでしたが、楽天証券のプリントネット(委託幹事)の配分枚数が判明しましたので、お伝えさせて頂きます。


抽選参加人数は少なかったが、流石に5枚では当選は非常に厳しいですね。しかし、委託幹事は抽選参加人数が、幹事の時よりも明らかに抽選参加人数は減るので、枚数がソコソコ有れば当選確率は高くなるので穴場証券会社になります。

9月IPO上場の配分枚数の結果が出ました

2019.1.5
9月上場銘柄
フロンティア・マネジメント
ワールド(仮条件下振れ、更に下限決定)(公募割れ)
極東産機
SBIインシュアランス
ブロードバンドセキュリティ
アイリックコーポレーション
イーエムネットジャパン
アズーム
香陵住販
マリオン
ナルミヤ(公募割れ)
and factory
以上、12社でした。

9月上場IPOの公表結果から判明した注目点
カブコム証券が三菱UFJ証券よりも多く配分されていました。これは凄い事実!
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ワールドは公募割れ銘柄でしたので、三菱UFJ証券で買いが集まり難いと判断して、カブコム証券に多く配分した感も有りますが。。。

東証1部の大型IPOはカブコム証券が今後も狙い目で有る事は間違いないです。

大和証券は、完全平等抽選の配分枚数が15%以上で、更にチャンス当選の配分を合わせると抽選配分枚数が22%程になっているので当選確率が高い事が裏付けされています。主幹事が多くて抽選配分が多いのは大和証券がダントツのNO1です。
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マネックス証券は、キッチリ100%抽選配分が実施されています。今後も狙い目です。

岡三オンライン証券は、全銘柄、各1枚の配分です。なかなか当選が厳しい枚数ですが、タダで抽選参加が出来るので気長に応募する価値はあります。

8月IPO上場の配分枚数の結果が出ました

8月上場銘柄
チームスピリット
システムサポート
イボキン

8月は通常の配分枚数で特筆すべき内容はありませんでした。

結果数値はIPO配分枚数・当選確率表に数値を落とし込んでおります。

7月IPO上場の配分枚数の結果が出ました

2018.10.12
7月上場銘柄
プロレド・パートナーズ
アクリート
エクスモーション
GA technologies
バンク・オブイノベーション
マネジメントソリューションズ
MTG
キャンディル
ロジザード
以上、9社でした。

結果数値はIPO配分枚数・当選確率表に数値を落とし込んでおります。

7月上場IPOの公表結果から判明した注目点
・MTGの全体枚数が大きく減っていました。その他の銘柄は大きな差異はありませんでした。

カブコム証券
三菱UFJ証券の約5%が配分されていました。

岡三オンライン証券超大型IPO以外は1枚配分が多いです。

口座数は少ないので超大型IPO時には当選確率が高くなります。

その他、証券会社は通常の配分枚数で特筆すべき内容はありませんでした。

各証券会社の完全抽選配分率はこちら

6月IPO上場の配分枚数の結果が出た。注目すべき点はこれだ!

2018.9.16
6月上場銘柄
メルカリ
国際紙パルプ
スプリックス
ライトアップなどを含む合計11社。

結果数値はIPO配分枚数・当選確率表に数値を落とし込んでおります。

6月上場IPOの公表結果から判明した注目点
松井証券
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松井証券
100%完全抽選配分で当選確率が非常に高かった。

9月~資金不要(タダ)でIPO抽選参加が出来る様になったので少額投資家には必須の証券会社です。今後も当選報告が多いでしょう。

ライブスター証券
SS級IPOZUUの委託幹事で5枚も完全抽選配分が有りました。口座数は極小なので当選確率は非常に高いです。こちらも資金不要(タダ)でIPO抽選参加出来ます。

SBI証券IPOメルカリでの完全抽選配分が64%で、通常時の45%より大きく上回った。

IPOライトアップでの完全抽選枚数は2388枚で当選者数は2092人でした。この結果から約12%が複数配分になっていた。

IPOエーアイでの完全抽選枚数は1971枚で当選者数は1796人でした。この結果から約9%が複数配分になっていた。

カブコム証券
三菱UFJ証券の約10%が配分されている事が多かったが、今回は約1%~6%の配分になっていた。

岡三オンライン証券超大型IPO以外は1枚配分が多いです。
口座数は少ないので超大型IPO時には当選確率が高くなります。

その他、証券会社は通常の配分枚数で特筆すべき内容はありませんでした。

5月IPO上場の配分枚数の結果が出た。注目すべき点はこれだ!

2018.8.14
5月上場IPOの公表結果から判明した注目点
ラクスルはBB開始後の訂正目論見書で判明しましたが海外配分枚数が増加したので、国内配分枚数が当初の予定の10.9万枚→6.8万枚に減りました。

その結果、予想よりも当選者が激減した。

松井証券が委託幹事で88枚も平等抽選枚数が有ったので当選確率が高かった。今後も委託幹事や幹事に来るので狙い目証券会社です。

マネックス証券は常に100%完全抽選です。主幹事の次に当選確率が高い事が多い事が実証
されてます。

SBI証券は1190枚が抽選に回ったが、その内の86人以下に複数枚当選者(2枚か3枚)が発生している結果が出ています。(高額入金者は複数枚当選が有る事が判ります)

カブコム証券が三菱UFJ証券の約10%が配分されている事が多かったが、今回は約1%の配分になっていた。

今回の大和証券は完全抽選枚数が11.1%で、普段の15%より若干少なめでした。