6月以降は、爆上げ銘柄も増えると思いますが、
いずれにしても、いつの時代も「公募当選、初値売り」が、
最も手堅いと言う事です。
会社四季報オンライン 4月14日(木)16時21分配信
一部記事抜粋
2016年、ここまで25社がIPOしたが、初値のパフォーマンスは、初値と公開価格を比較すると18勝6敗1分け。勝率は72%、初値騰落率は25銘柄の平均で51%となっている。
 アベノミクスが始まった2013年以降と比べると、今年は勝率、初値騰落率ともに最も低い水準となっている。年初から続く株式市場の調整でIPO銘柄の初値に向かう個人投資家の資金が細くなってきているのかもしれない。
 この状況は、07年に似ており、勝率こそ73%だったが、初値騰落率は49%まで低下していた。その翌年にはリーマンショックが起こり、勝率は40%、初値騰落率は18%まで落ち込んでしまった。なんとなく、その時のことを思い出させるような状況になってきている。IPO市場も転換期に差し掛かってきたのかもしれない。
 さて、16年のIPO銘柄の初値は相変わらずかなり高い株価水準まで買われるが、初値を買ってホールドしていると、とっても寂しい現実を見ることになっている。それどころか、公募・売出し玉をブックビルディングに参加して、今年IPOした25銘柄を公開価格でやっとのことで手に入れたとしても、4月8日の終値で公開価格を上回っているのは12銘柄のみである。 
 そして、25銘柄の初値を買ったとしら、買値を保っているのは5銘柄のみとなっている。これでは、IPO銘柄は公募買いの初値売り以外は儲からないことになる。そして、運悪く、初値や公募株に投資してホールドした個人投資家は、値を戻さない銘柄を損切りして、その後、その銘柄はいまいましい思い出となるため、もう二度と買いたくないのがほとんどではないだろうか。