今さら聞けない!投資信託の仕組みとメリット・デメリット
2014年8月18日 / Leave a Comment  クラウドバンク
銀行や証券会社で良く見かける「投資信託」という文字。なんか聞いたことあるけど、それって何?という人も案外多いのでは。そこで、今回は投信信託の仕組みとメリット、注意点などについて簡単に解説したいと思います。
■投資信託って?
投資信託はみんなでお金を出しあい、大口化した資金を、投資のプロ(=ファンドマネージャー)が運用するしくみのことです。 投資先は、国や企業、株や債券、不動産など、様々。
投資で得られた利息や売却益などを、投資家の購入金額に、合わせて分配します。安全性の高い債権を中心に投資することで預貯金に近い保全性を確保している投資信託もあれば、株などの値動きが激しいものに投資することで高い収益を狙う投資信託もあります。投資の対象や、運用のしかたによってさまざまなタイプの商品があるので、自分に合ったものを選ぶことができるのが投資信託の良いところです。
ここで投資信託のメリットをあげてみましょう。
■投資信託のメリット
1、投資のプロに運用を任せることができる。
いざ投資をはじめようと思ってみても何から初めたらいいかわからない。そんな方に投資信託がオススメです。投資はうまく運用するためにはそれなりに勉強する必要があります。でも、投資信託であれば、経験豊富な投資のプロがあなたの資産をうまく分散投資してくれます。株やFXのように日々の値動きに心を揺さぶられる心配はありません。定期的に送られてくるレポートをみながら、自分の資産の推移を把握しましょう。
2、1万円程度の少額から始めることができます。
通常、株式投資の場合はある程度まとまった資金が必要になります。一方、投資信託は1万円から始められるものありお手軽です。月々1000円から始められる積立投信と呼ばれるものもあります。
3、少額の資金で分散投資が可能。
少額で分散投資できるのも投資信託の大きな魅力です。仮に1つの会社に集中投資していた場合、もしその会社が倒産してしまうと全てを失ってしまうことになります。そういった状況を回避するために、投資信託では株や債券、不動産などさまざままものに分散投資しています。通常分散投資はある程度の資金がないと難しいのですが、投資信託はみんなの資金をあつめて大口化した後に分散していますので、たとえ少額の投資であっても分散投資のメリットを享受することができます。
4、個人では投資しにくい国や地域、商品に投資することが可能。
投資信託は、国内外の株式、不動産、債券など、多種多様な資産を組み込んでいます。専門的な知識が必要な発展途上国の株式や債券などを投資対象とした商品も数多くあります。個人ではなかなか参加できない金融商品に、小口で参加できてしまうのも投資信託の魅力のひとつです。
以上のようにさまざまなメリットがある投資信託ですが、当然、注意すべき点もあります。
■投資信託の注意点
1、元本の保障がないため、資金が減ってしまう可能性がある。
投資信託は預金と異なり元本が減少してしまう可能性があるというのが最大の注意点でしょう。そのため、生活費や準備金などの必要資金ではなく余裕資金で行うのが良いと思います。そのうえで、高い収益を目指すのか、安定的に着実に増やしていくことを目指すのか。しっかりと目的を持ち、その目的にあった投資信託を選定することが重要です。
2、投資のプロに運用を委託するため、販売手数料、信託報酬といったコストが発生する。
運用はプロに任せきりなので楽ですが、もちろんタダというわけではありません。資産を管理してもらうコストとして信託報酬という手数料を支払う必要があります。資産を運用してもらっている間は継続的に支払い続けるものになるため、事前にしっかりとチェックしておく必要があります。それ以外に商品購入時に販売手数料も別途発生します。
■まとめ
投資信託は株やFXに比べて元本保全性が高く、資産運用初心者の方にも取り組みやすい金融商品です。メリット、デメリットをよく把握したうえで、是非、資産運用の第一歩として検討してみてください。
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