IPO関連記事です。2015年は、今年以上に盛り上がる事は
間違いなさそうです。今から楽しみですね。
2015年のIPO(新規上場)マーケットは活況だった14年以上の内容となりそうだ。上場銘柄数は14年の77を上回り、80-90、状況によっては100に届く可能性もある。中世ヨーロッパの大航海時代に掛けて「大“公開”時代」と呼ばれた06年の188には及ばないものの、15年は日本郵政が傘下のゆうちょ銀行、かんぽ生命と3社同時の上場を予定しているほか、無料対話アプリのLINE、再上場となるユニバーサル・スタジオ・ジャパンなど、大型上場が相次ぐ見通しにあり、内容の濃い1年となりそうだ。
 14年はアベノミクス政策にけん引された経済活性化、株式市場の活況展開を背景に77社が上場。13年の54社から増加したほか、09年の19社を大底とした復調が継続している。サントリー食品インターナショナル の上場した13年に対し、14年はリクルート・ホールディングス や再上場の西武ホールディングス などの大型案件が上場。年末には有力ソーシャルゲーム開発会社のgumi も上場した。
 14年は年末12月中旬から上場ラッシュとなり、11日から26日までの11営業日で28社が上場。駆け込み上場もあったとみられ、15年はこの反動から出足が鈍くなる可能性もある。それでも経済環境や株式市場の追い風を背に多くの企業にとって上場の好機になりそう。秋に控える日本郵政の上場に関しては、上場規模が7兆円規模とも観測されており、10年の第一生命保険 を軽く上回って1998年のNTTドコモ 以来の大きさになるとみられている。第一生命の時もそうだったが、日本郵政の上場はこれまで株式投資に馴染みのなかった人を投資家に変えるチャンス。株式市場から吸収する金額が大きく、負担は大きいが第一生命と同様に証券界が一体となって盛り上げる雰囲気となってきそうだ。
 LINEはかねてから上場が観測されてきた企業で、gumiと同様に東証1部市場への上場となる見込み。セキュリティー面やコンプライアンス上の問題がささやかれるうえ、株式市場でLINE関連株が人気を集めたのは13年後半。対話アプリで圧倒的なシェアを握る企業ではあるが、15年の上場はやや時期遅れの感もある。ネット系ではソーシャルゲーム開発のAIMING(エイミング)などの上場が有力視され、知名度の高いところでは600店舗を運営するコメダ珈琲のコメダホールディングスも15年の有力IPO候補と言われている。テーマ性の強そうな案件では自動運転車のZMPも上場予備軍として注目されている。(小泉健太)
(モーニングスター 12月29日配信記事)
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