サイトアイコン IPO新規公開株で復活の軌跡

野村證券 ジャパンディスプレイと同じ失敗は、もうしない?

野村證券が、今年IPO主幹事で、公募割れさせない宣言か?
本当に、そうなると良いですね。期待してます。
(過度に信頼するのは、危険ですね)
IPO記事抜粋
野村:17年間で最大のIPO市場で首位狙う、質向上も課題
Bloomberg 2015/2/17 14:21
  (ブルームバーグ):野村ホールディングスは2015年の日本の新規株式公開(IPO)市場が過去17年で最大規模になるとみており、その中で引き受けランキングで首位の獲得を目指す。一方で昨年主幹事を務めたジャパンディスプレイの株価が上場後急落したのを受け、案件の質向上に積極的に取り組む考えだ。
野村証券の吉原寛公開引受部長はブルームバーグ・ニュースの取材に対し、今年は90社から100社が東京証券取引所などに上場、売り出しなどの規模は2兆円を超え1998年以来となる可能性があるとの見通しを示した。そうした中、企業価値の評価などディールの質の維持・向上を最重要課題に掲げ「ノムラ印」の信頼回復に力を入れる方針を明らかにした。
昨年まで2年連続で首位を維持してきた野村は、今年の最大案件と目される日本郵政グループのIPOで主幹事に起用されており、15年もトップに照準を合わせている。しかし、昨年主幹事を務め最大のIPOとなったJディスプレイは、上場後に業績予想を下方修正し、これを受けて株価は急落、現在も公開価格を5割程度下回った状態にある。
野村の吉原部長はJディスプレイの突然の下方修正や、その後の株価の低迷で「個人投資家を中心にお叱りを受けた」こと明らかにした。その上で「野村の銘柄だから大丈夫だと思って買ったのにという声があり、真摯(しんし)に反省している。『ノムラ印』を付けたものは大丈夫だと言えるものをきちっと出していかなねばならない」と述べた。
外資系証券と競合
日本郵政のIPOでは、日本郵政と金融子会社2社が9月から12月に東証に上場する計画で、規模は1兆-2兆円になる見通し。野村のほかゴールドマン・サックス、JPモルガン、三菱UFJモルガン・スタンレー証券がグローバルコーディネーターに指名されており、他のIPO案件獲得も含めトップの座をめぐる競争が繰り広げられる。
野村の吉原部長は今年90-100社を見込むIPOでは、アプリケーションやゲームを提供するスマートフォン関連、IT(情報技術)、医薬品開発などのバイオテクノロジー企業などが上場するとの見通しを示した。
日経平均株価は16日、終値で2007年7月以来初めて1万8000円を回復した。同日内閣府が発表した昨年10-12月期の国内総生産(GDP)速報値は前期比年率2.2%増と3四半期ぶりのプラス成長となった。
ブルームバーグの集計によれば、昨年は日本市場で77社(REIT=不動産投資信託を除く)が上場、規模は約9890億円となった。Jディスプレイはこの中の最大案件で、引き受けでは野村のほかゴールドンマン、モルガン・スタンレーがグローバルコーディネーターを務めた。
「トップと話す」重要性
Jディスプレイは昨年3月19日に東証に上場した。その後半年余りの内に相次いで通期の業績予想を下方修正。4月28日に連結営業利益を当初の304億円から272億円に、10月15日には連結純損益が268億円の黒字から100億円の赤字に転落すると発表した。株価は4月の修正当日に16%、10月の開示翌日には18%急落した。
野村の吉原部長は、「質を伴った量の増加、引き受け業者としての責任を再認識した一年だった」と振り返り、今年の抱負として「質の維持・向上、これに尽きる」と述べた。その上で、「トップと話す。会社の事業計画の進捗をシビアに見ていく」など、あらためて取り組みを強化する方針を示した。

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